美容室の教育論~haru編
教育について、以前に書きましたが、
最近は教えるにあたり、意識していることがあります。
通信簿で言えば、「オール4タイプ」or「2か5タイプ」のどちらだろうです。
「オール4タイプ」
・これは、人より特別に際立った得意があるわけではないが、嫌がなく基本まあまあ良い。
・感動までは与えにくいので指名は伸びるのに時間がかかるが、リピート率が高くなりやすい。
・発信者よりは受信者の方が向いているかなと。
・自分でも意識して怒られないようにするので、アドバイスや悩み等じっくりと話して、欠点を解決することで成長していく。
・目立ちたがりよりは、縁の下の力持ち。
・指示を与えたら真面目にこなすのは得意。
「2か5タイプ」
・特化したものと苦手が多い。基本、好きなことだけは努力を惜しまない。嫌いは後回し。
・感動とクレーム。指名はついたら離れないが、クレームもあるのでリピート率は最初は低い。指名が増えれば増える程リピート率も上がる。
・自己中も多いが、リスペクトした相手にはとことんついて行く。自分を信じてくれるひとも好き。だけど嫌いも多く、納得しないとやらない。
・意外に打たれ弱い人もいるので、2の苦手を怒るよりも5の得意をほめて、5になれそうなことを見つけて5を増やすように、2より5が多くなるようほめて伸ばす。
・カリスマ要素はあるので、適材適所を見極めてあげるのも大事。
勿論、極端な分け方ですが、どっちで育てれば伸びやすいか?を意識してます。
ゴールは「そのスタッフの成長」で、そこにたどり着く方法は怒ろうとほめようとアドバイスしようと、たどり着けばいいかなと。
ゴールにたどり着けば。
「2か5タイプ」なら、
出来ないことを叱るより、興味あることから伸ばしていく。結果がでれば楽しくなるからまた次も頑張れる。どんどん結果と共に興味も膨らみ、オール5になるかもしれない。
・考える力なら、自分の得意を活かすにはを深く掘り下げる。そうしたら、他にどんなことが必要かを気付かせ、そこも興味を持たせて更なる成長を促す。
「オール4タイプ」なら、
平均ちょい上がのびのびするので、当たり前レベルをコツコツと上げる。
継続は力なり。少しずつ当たり前レベルが上がればオール5にもなれる。
・考える力なら、受信者として他の人の長所をより多く見つけさせて、それを自分なりに深く考え着眼点を養い、技術も接客も「多数の長所=自分な魅力」になれるように習慣づける。
最近は特化したものを個性として強く売り出す傾向かと思います。
SNS、カラーリスト、スパニスト、髪質改善、メンズ・・・等
苦手があったとしても、得意を磨き上げれば評価されるでしょう。
個人的には挨拶、掃除、姿勢、笑顔、シャンプー、誠心誠意・・アシスタント時代に学ぶべきを徹底して皆が当たり前に出来るサロンにと理想があります。地域サロンではこれを本気で継続できるかでかなりの違いを出せると思います。技術だセンスだ以前に、本気でお客様に喜んでいただきたいとの気持ちを今出来る行動で。これは誰でも出来ることを誰もしてないくらいに基本を一生懸命にやる難しさと大切さを最近は強く感じます。
お客様が求めるは小手先や理論ばかりでない。技術も接客も心遣いも全てが大事だから、何に特化してるかは「自分だったらこんなお店に行きたい」をシンプルに考えればいいかなと。
haruが独立者を多数育てた中で意識していたのは、こんなイメージで教育してました。
ゴールはスタッフの成長。叱るやマニュアルの押し付けで教育側も間違った満足しないようにと気をつけていました。
一人一人の長所、こだわりをより伸ばして、しっかりお客様にそれが伝わるように。
そして、皆の長所を学び合い、リスペクトし合い、そんな関係を目標に伝えてきました。
他店、他業種、#木村直人さん、どんなことを意識して教育に向き合っているか気になります。
こんなお店のharuです。
業務拡大をしたく、スタッフ募集しています。
初級スタイリスト、ママスタイリスト、幹部候補スタイリスト等、お客様に喜んでいただきたいと考えられるスタッフと一緒に成長していきたいです。
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